1. 一般強度船体構造用鋼
船体構造用の一般強度鋼はA、B、D、Eの4等級に分かれており、これら4等級の鋼の降伏強さ(235N/mm^2以上)は引張強さ(400~)と同等です。 520N/mm^2)。ただし、温度が異なると衝撃力は異なります。
高強度船体構造用鋼は最小降伏強さによって強度等級に分けられ、各強度等級は衝撃靱性によってA、D、E、F4等級に分けられます。
A32、D32、E32、F32の降伏強さは315N/mm^2以上、引張強さは440〜570N/mm^2です。 -40°、-60°で達成できる衝撃靱性。
A36、D36、E36、F36の降伏強さは355N/mm^2以上、引張強さは490~620N/mm^2です。 -40°、-60°で達成できる衝撃靱性。
A40、D40、E40、F40の降伏強さは390N/mm^2以上、引張強さは510~660N/mm^2です。 -40°および-60°で達成可能な衝撃靭性。
その上、
溶接構造用高強度焼入れ焼戻し鋼:A420、D420、E420、F420。 A460、D460、E460、F460; A500、D500、E500、F500; A550、D550、E550、F550; A620、D620、E620、F620; A690、D690、E690、F690;
ボイラーおよび圧力容器用鋼:360A、360B。 410A、410B; 460A、460B; 490A、490B; 1Cr0.5Mo、2.25Cr1Mo
機械構造用鋼:上記鋼が一般的に使用可能ですが、
低温靱性鋼: 0.5NiA、0.5NiB、1.5Ni、3.5Ni、5Ni、9Ni;
オーステナイト系ステンレス鋼: 00Cr18Ni10、00Cr18Ni10N、00Cr17Ni14Mo2、00Cr17Ni13Mo2N、00Cr19Ni13Mo3、00Cr19Ni13Mo3N、0Cr18Ni11Nb。
二相ステンレス鋼: 00Cr22Ni5Mo3N、00Cr25Ni6Mo3Cu、00Cr25Ni7Mo4N3。
クラッド鋼板:ケミカル輸送船のコンテナやカーゴタンクに適しています。
Z方向鋼:ある等級の構造用鋼(母鋼といいます)をベースに、特殊処理(カルシウム処理、真空脱ガス、アルゴン撹拌等)と適切な熱処理を施した鋼のことです。